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診療に添える哲学的言葉

 投稿者:団塊世代の一人  投稿日:2014年 5月 7日(水)14時52分39秒
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   駆け出し医の頃、大恩師の佐藤八郎先生から「名医は投薬せず」という言葉を何度も聞かされました。薬剤を使用ぜずに治癒できる病気は極めて少ないのでは、という疑問を思い切ってブツケタところ、「未病を医す」という言葉を知らんのか、と大喝されました。
 あらゆる疾病は生活と労働の場の中から惹起される(胎内時期をも含めて)という箴言があります。遺伝性疾患は例外、と考えられそうですが人類史全体から俯瞰すれば、それも人間集団のこの地球上での生活・労働の場から、といえます。そういう点からは、まさに未病を医すことができて名医なのでしょうか。
 ゴッドハンドと尊称されるような検査・治療手技を持っていても、それだけでは名医でないし、またそのような腕を持っていなくても名医たり得る、といえそうです。
 この地球が誕生して数十億年ですが、地球上の生命誕生が3億年前、と考えると人類は極最近出現した生命体です。長生きしても高々100年前後。永遠と永遠の間の僅か一閃に過ぎません。
 私も若い頃は、自分が受け持った患者さんが死亡すると強い敗北感に襲われたものです。しかし、どんな人も(人間に限らず全ての生物がそうですが)致死率は100%です。患者さんを死なせない、ということで評価するなら、自分より先に死ぬ人を診ない、ということしか方法はありません。
 生活状況や働き方に起因する疾病を未然に防ぎ、その人なりに悔いのない終わり方をする、そのお手伝いこそが医師の使命と思われます。
 宇宙から見れば人間の一生はほんの一瞬ですが、私たちはその一度きりの人生を四苦八苦して生きています。生老病死は宿命としても、愛別離苦、怨憎会苦、五蘊盛苦、求不得苦の4苦は捉え方により大きく変容できそうです。
 問題は、「言うは易し、行うは難し」ということです。それでも私たち人類は当分の間(恐らく百年,否千年単位かそれ以上)この地球の上で暮らして行かねばならないのですから、子孫のために何ができるか常に考え続けることが必須です。今も大事ですが、それ以上に今後が大事です。
 
 
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