teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

  1. 全力全開(0)
  2. 返信ありがとう(0)
  3. ぽろりっ(0)
  4. ぽろりっ(0)
  5. ぽろりっ(0)
スレッド一覧(全5)  他のスレッドを探す 

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:1905/3684 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

(無題)

 投稿者:団塊の一人  投稿日:2014年 7月29日(火)22時48分50秒
  通報 返信・引用
  がん検診について。
 胃がん検診は日本で開発され日本独自に発展してきました。(バリウムによる胃X線検査は今でも他国には真似できない水準) しかし1980年ごろまで米国からは無意味な検診だ、と批判され続けて来ました。そこで、死亡率減少効果を証明しようと1980年代には種々の研究を行い、どうにか証明できました。すると、米国主導のWHO委員会でも漸く「効果あるかも」となり、そこでこの国の政府は補助金をだすことになりました。1990年代になると日本の経験から米国はがん検診に力を入れ始め、また西欧諸国も本格的にがん検診に取り組みました。功利主義の国アメリカとしては死亡率減少と費用低減の期待できない検診は無意味として、がん検診の評価法を進歩させました。それががん検診のグローバルスタンダードとなり、日本の政府も死亡率減少効果の証明されたがん検診には補助金を出して対策型がん検診として推進することになりました。
 今、日本には多くのがん検診がありますが、対策型(つまり米国流の効果が評価された)検診は、胃X線、便潜血(大腸がん)、子宮、乳房、肺(X線)の五つです。
 腹部超音波検査は日本で開発され長足の進歩を遂げた検査法ですが、これを用いた検診は既に30年の歴史をもっています。しかし、腹部超音波検診はアメリカだけでなく日本においても未だに十分な評価が得られていません。そこで一部のメンバーは、何とか死亡率減少効果を証明しようと懸命です。(アメリカ流の効果を証明しないとこの国の政府は補助金を出さないから已むを得ない、という面もありますが)
 然しながら、腹部超音波検診はがんの早期発見だけを目的として始めたのではありません。他のがん検診のように標的がんを早期に発見する、というより、対象は腹腔ないの臓器全てですから、各臓器のがんの早期発見は無論ですが、それだけでなく各臓器の様々な疾患(例えば、脂肪肝・胆石・膵炎・慢性腎臓病などなど)の早期発見から腹部の健康状態まで診る健康診断でもあります。グローバルスタンダード(アメリカンスタンダードというべきですが)に拠った単純な見方では大きな過ちを犯すと思います。
 日本は千数百年の歴史の中で、他国の文化・文明を貪欲に吸収しながらも、それをそのままにせず日本流に消化し日本流に再構築し発展させて来ました。漢方しかり、禅しかり、近代になってからの疫学も理論物理も哲学も、また多くの芸術の分野でも独自の発展・進歩をなしてきました。これらは日本の風土や精神性によって根本的な変換を遂げてきたものが殆どです。他国のものを無批判にそのまま受け入れると碌なことにならないことは、昭和前半や1990年以降だけでなく多くの歴史が証明しています。
 日本は毅然として、この国の千数百年の歴史と精神文化に誇りを持って、この風土で培われてきた精神文化とそれに裏打ちされた文化・文明を世界に発信していく義務があると感じています。今こそ、「和」の心と、白か黒かという単純な価値判断ではない中庸と寛容の態度が必要な時、と思います。
 
 
 
》記事一覧表示

新着順:1905/3684 《前のページ | 次のページ》
/3684