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皆仲良くアッパカパみたいな空想より何故明治維新がこんなに上手く言ったのか?
私は昔から不思議で仕方なかった。
そこへこの本が現れなるほどと思わせる。
徳川300年の制度が薩摩長州ごとき力だけでつぶされその後政権が維持できるものか?最近の例を見ても自民党にとって代わった政権交代にしてもアッと言う間につぶされた。
明治維新はなぜうまく行ったのか?どうも司馬遼太郎や歴史学者の言うのだけではつじつまが合わない、そこに何らかの力が働いたのであろう。
それがこの本の要諦で我々が習って来た外国ぎらいの孝明天皇の子供が明治天皇であると言うのがウソである。と言う事らしく孝明天皇は北朝の人間で明治政府は北朝では国が統治出来ないと思い南朝の天皇を連れて来たと言うのが趣旨で色々な事例を挙げて書いてある。
そうなると今の天皇は正当性がない事になり、調和やみんな仲良くアッパカパどころの騒ぎではない
西郷南洲も号からして南朝側の人間で大久保、大隈重信、三条実美等もこれに加担したのだとか?統治するにあたり皇室の権威づけにおいて日本を国民国家に仕上げていく。
その為の秘密が暴かれるのを恐れる政府はあらゆる画策をしたのがそれを知る江藤新平、西郷等の佐賀の乱や西南戦争で在ったと言うところがみそだが加治氏なる歴史小説家のストリーに引き込まれて行く。
維新後の近代国家において日本国民が持ってきた皇室の正当性がおかしいとなると90%の支持を集める日本国民はどうなる。幕末に活躍したグラバーやアーネスト・サトウ、フレベッキ等がユダヤ系の人間で裏で秘密結社のフリーメイソンとつながっていたと言うストーリーが空想を膨らます。
鹿児島にはかなり北朝側の天皇に正当性を置いてる人間が居る事を十数年前に知った事があったが忘れてた。
歴史とは面白いもので何が真実か?
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