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分析

 投稿者:●之助  投稿日:2019年 3月26日(火)05時41分11秒
  通報 返信・引用 編集済
  また、●之助 の長文ぞね~!  読む気がせんぞね~~~

そういう 方は 真ん中『
間違った成功体験』から どうぞ





分析哲学(analytic philosophy)
は,

20世紀初頭に誕生し,今日では特に英語圏や北欧において最も強い影響力を持っている哲学的潮流の一つ


その理論や教説は,

彼らの(一神教)宗教観や世界観に少なからず影響を受けており,従って往々にして教条的であったり,

あるいは神秘主義的であったりするものであるようだ。



例えば西洋哲学の伝統においては,たびたび神の存在を証明する試みがなされてきた。


神は最も完全なものである。

最も完全なものはすべての肯定的な性質を持っていなければならない。


存在するということは肯定的な性質である。


従って神は存在するという性質を持っていなければならない。




この論証においては,「神」,「完全である」,「肯定的な性質」,

そして「存在する」などの言葉の意味があらかじめ了解されているということが前提である。

しかし少し考えればこれは色々と問題のある前提であることが分かるだろう。



神とは一体なんだろうか。神は本当に最も完全なのだろうか。

肯定的性質とは何だろうか。

そもそもあるものが存在するということが,

このような抽象的な論証で確立されるものなのだろうか。


などなど,少し考えてみれば分からないことだらけである。


「分析」という言葉は,ある物や事柄を細かく調べて,

それを成り立たせている構成要素や要因,原理,基盤を明らかにすることを意味する。

たとえば化学物質を分析するということは,

どのような元素がどのように組み合わさってその物質が出来ているかなどを明らかにすることを意味する。


飛行機事故を分析するということは,残された機体の部分やフライトレコード,

関係者の証言などを調べることによって,どのようにしてその事故が起きたのかを明らかにすることを意味する。


ある人物の心理を分析するということは,彼の言動から彼がどのような心的状態にあるのか,

あるいは彼がどのような行動的傾向を持っているのかなどを推測することである。


もう一つ,英語の"analysis" という言葉は数学でいう「解析」という意味も持っている。

解析とは簡単に言えば幾何学的な性質を代数的に表現することである。

これは幾何学的な図形を,座標空間上の点の集まりとして表現するというデカルトのアイディアに基づいている。

このことによって,それまでは図を見ることで直観的に理解されていた幾何学的対象の性質や関係が,

数の組み合わせやその間の関係によって表わされるようになった。


例えば伝統的な幾何学では二直線が平行であるということは,

それらをどこまで延長しても交わることはないということである,


と説明されていた。

しかしながら直線を「どこまでも延長する」ということがどういうことであるのかは必ずしも明らかではない。


このことは私たちの身体的経験からの類推によって直観的に理解されなければならなかったのである。


一方で解析幾何学においては,直線はその意味が厳密に定義された一次関数によって表現され,

2 本の直線が平行であるということはそれらの関数の一次係数が等しいということによって表現される。

ここで行われているのは直観的に理解されている対象を,より厳密に理解でき,

より容易に取り扱える対象(ここでは実数とその間の演算や関係)に還元する,ということである。

以上から,「分析(analysis)」という言葉は,少なくとも以下のような方法を意味していると考えることができる。





オックスフォードの日常言語学派や後期ウィトゲンシュタインに影響を受けた人々は,

論理学に特権的な地位を与えることをせず,

日常言語をその実践における使用の場面において考察するという方法論を重視する。


この伝統に連なる哲学者たちは,

言語とその意味を抽象的な仕方で取り扱うことをせず,

あくまでも社会における実践的な活動として言語を捉える。


私たちの認識を論理と経験主義によって基礎づけるという,

初期の分析哲学者たちが目指した目的は果たされることはなかったが,

しかしその挫折ゆえに分析哲学はその後の多様な発展を促した。
 
 
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