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一世紀ぶりの今のパンデミック。医学医療は前世紀よりも大幅に進歩しているにも関わらず、猖獗を極めている。パンデミックとは世界的流行なので一国のみでは収束は望むべくもない。何としても注意すべきは、パンデミックに乗じて自国優先主義や利潤増大の好機として規制なき自由競争で弱者切り捨てに走る実質的権力者たちの暴走である。
過去のパンデミック後は弱肉強食の苛烈な競争社会になっている。何としても、そのような時代の到来は避けねばならないが、日本でもそのような本質から目をそらさせる言説が幅を利かせている。憂うべき事態!
小人は同して和せず、大人は和して同ぜず。
現行憲法は決して不磨の大典ではない。必要なら時代に合わせて変更する必要がある。しかし、主権在民、思想・信条・学問・発言の自由らの精神は完全自由、さらに営業などの自由は「公共の福祉に反しない」条件付きの自由。これらだけは何があっても守るべき条項と考える。
それでこそ、世界に誇れる調和ある社会が実現できる。
今こそ、現行憲法の基本精神に立ち返り、個々人およびあらゆる社会活動が調和の取れた真の意味での四民平等の社会を実現し、世界に調和を輸出したいものだ。
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